
【高配当ETF】HDVって実際どう?VYM・SCHDとの違いと僕の正直な印象
高配当ETFシリーズの第4弾!
今回は「HDV(iShares Core High Dividend ETF)」について、
まだ保有していない僕が、VYM・SCHDと比較しつつ検討したポイントをまとめます。
HDVってどんなETF?
HDVは、iShares(ブラックロック社)が運用する米国高配当ETFで、
「財務的に健全な企業かつ、持続的な高配当を支払っている銘柄」に投資しているのが特徴です。
具体的には、モーニングスター社が選定した財務健全企業の中から、
配当利回りが高い約75銘柄を抽出し、時価総額加重で組み入れられています。
- 設定日:2011年3月
- 保有銘柄数:約75
- 経費率:0.08%
- 分配金支払い:年4回(3・6・9・12月)
HDVの魅力ポイント
HDVの強みを3つにまとめてみました。
① 高配当利回り
直近の分配利回りは 3.5〜4.5%前後 と高水準。
インカム重視のFIRE設計では、安心できる数字です。
② ディフェンシブな業種構成
ヘルスケア・公益・エネルギー・生活必需品が中心で、
景気敏感株が少ない=比較的安定しやすい構成になっています。
③ 財務健全性に注目した設計
「高配当=無理して出してる企業」ではなく、
しっかり利益が出ていて、財務基盤のある企業に絞っているのが特徴。
長期的にも安心感があると言われています。
VYM・SCHDとの違い
僕が検討する上で、特に気になったのはこの2つとの違いです。
比較項目 | HDV | VYM | SCHD |
---|---|---|---|
経費率 | 0.08% | 0.06% | 0.06% |
銘柄数 | 約75 | 約400 | 約100 |
主な業種 | ヘルスケア・エネルギー中心 | 幅広い | 情報技術・資本財も多め |
分配月 | 3・6・9・12月 | 同左 | 3・6・9・12月 |
増配傾向 | やや波あり | 緩やか | 高い・右肩上がり傾向 |
特に感じたのは「銘柄数の少なさ」と「業種の偏り」。
このあたりが、分散重視の僕には少し気になるポイントでもありました。
ここで、過去に書いたVYMやSCHDの記事も参考になると思います。
僕の正直な印象と“今後の検討余地”



HDVは高配当だけど、「銘柄構成が重い」「エネルギー比率が高い」といった面もあるので、
僕のように広く分散したいタイプにはちょっと慎重になります。
でも、VYMやSCHDと分配時期を合わせる構成や、
「エネルギー株に厚みを持たせたい」人にはぴったりかも、と思いました。
僕自身は、FIRE後にVYM・SCHDでの配当を主軸にしつつ、 HDVは必要に応じて一部ポートフォリオに入れる可能性はあると考えています。
まとめ:HDVはこんな人に合うかも
最後にHDVの特徴を振り返ります。
- 高配当かつ、ディフェンシブな業種に偏っている
- 財務健全性にフォーカスした構成
- 銘柄数は少なめ、分散度は控えめ
- 分配金は安定しているが、増配傾向はやや弱い
✅ こんな人に向いてそう:
- とにかく高配当が欲しい人
- エネルギー・公益セクターを強めたい人
- シンプルでわかりやすいETFがいい人
僕はしばらくVYM・SCHDメインですが、
HDVも“検討候補のひとつ”として頭に置いておこうと思っています。
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