投資信託でFIREを目指していると、「インデックスだけで本当に足りるのかな…?」と感じること、ありませんか?
僕も将来的にオルカンを取り崩していくのはちょっと不安で、「配当という“目に見える収入”があればメンタルが安定しそう」と思うようになりました。
そんな中で見つけたのが、「SCHD(シュワブ米国配当株式ETF)」という選択肢。
実はこのETF、ただの高配当じゃないんです。
今日は、FIRE後のポートフォリオに組み込みたいETFとして注目している「SCHD」について、僕が調べたこと・考えたことをVYMとの比較も交えながら、初心者目線でやさしく解説します。
SCHDってどんなETF?
まずは基本から。
SCHD(Schwab U.S. Dividend Equity ETF)は、米国の安定した配当実績を持つ企業に投資するETFです。
- 運用会社:チャールズ・シュワブ(Charles Schwab)
- 主な特徴①:配当利回りは約3.5〜4%
- 主な特徴②:過去10年で高い増配率(毎年増えている)
- 主な特徴③:経費率は0.06%と低コスト
構成銘柄には以下のような企業が多く含まれています:
上位構成銘柄 | 業種 |
---|---|
ブロードコム | 半導体 |
テキサス・インスツルメンツ | 電子機器 |
コカ・コーラ | 飲料 |
マクドナルド | 外食チェーン |
配当が安定しているだけでなく、成長性もある企業が多いのが特徴です。
VYMと比べてどう違うの?

僕も最初はVYMしか知らなかったんですが、調べていくうちに「どちらも良いけど、性格が違う」と感じました。
🔸 VYMとSCHDの比較表
項目 | SCHD | VYM |
---|---|---|
経費率 | 0.06% | 0.06% |
配当利回り | 約3.5〜4% | 約3〜3.5% |
分配月 | 3・6・9・12月 | 1・4・7・10月 |
銘柄数 | 約100社 | 約400社 |
増配傾向 | 高い(年々右肩上がり) | 比較的安定 |
銘柄の選定基準 | 配当の持続力+財務健全性 | 時価総額+配当利回り |
つまり、VYMは広く安定的に分散した高配当ETF、
SCHDは厳選された“増配期待のある企業”に集中投資するETFという印象です。
VYMについてはこちらの記事で詳しく書いています!👇
4半期ごとの分配月が違う=安定収入に活用できる!
僕が特に「いいな」と思ったのがここ。
SCHDとVYMは、分配金の支払月がずれているんです。
これを組み合わせると、安定して配当収入を受け取る構成が組めます。
- VYM:1・4・7・10月に分配
- SCHD:3・6・9・12月に分配



FIRE後に「収入ゼロの月がない」って、けっこうメンタル的に安心材料になります。
FIRE後にどう活かす?僕の戦略イメージ
僕は今、オルカンを中心に積み立てていますが、FIRE後は取り崩すより“配当で受け取りたい”と考えています。
そのために、こんな風にシフトしようと計画中です。
✅ FIRE後のETF比率イメージ
- オルカン(eMAXIS Slim 全世界株式):40%
- VYM(高配当ETF):30%
- SCHD(高配当・増配ETF):30%
SCHDは「配当も欲しいけど、なるべく成長もしてほしい」という希望を叶えてくれそうな存在。
FIRE後の取り崩し計画については、こちらの記事で詳しく書いています!👇
どこで・どう買う?注意点もまとめておく
僕は特定口座で買う予定です(NISA枠はオルカンで使い切る想定なので)。
💡 購入にあたってのポイント:
- 日本の証券会社(楽天証券・SBI証券など)で買える
- ドル建て商品なので為替手数料がかかる
- 特定口座なら自動で税金計算してくれる(確定申告不要)



まとめ|こんな人にSCHDはおすすめ!
最後に、僕が感じた「SCHDが向いている人」の特徴をまとめておきます。
✅ SCHDが向いている人
- FIRE後の安定した収入源を作りたい
- 増配してくれるETFで将来のインフレにも備えたい
- VYMと組み合わせて分配月を分散したい
- 特定口座で気軽に配当を受け取りたい
おわりに
僕自身、まだSCHDを買っていない段階ですが、FIRE後の取り崩し戦略にしっかり組み込みたいETFとして、いま真剣に検討しています。
VYMとSCHD、どちらが優れているというより「役割が違うから両方ほしい」というのが本音。
配当を受け取りながら心穏やかに暮らしていくために、
僕はこの2本柱で準備を進めていこうと思います。
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