
FIRE後の生活で頼りにしたい“配当収入”。
でも、いざ生活費の足しにしようとすると、「配当がない月」が意外とストレスだったりします。
配当額そのものも大事ですが、いつ・どのタイミングで受け取れるかも、実は超重要ポイント。



この記事では、僕がVYM+SCHDでのバランスを検討している理由と、
その他のETFをどう使えば「毎月配当」を近づけられるかをまとめてみました。
VYM+SCHDの組み合わせで“ほぼ毎月配当”を実現!
まず結論から言うと、VYM(3・6・9・12月)+SCHD(2・5・8・11月)の組み合わせだけで
年間8回=3ヶ月に2回ペースで配当が入る状態が作れます。
月 | 配当ありETF |
---|---|
1月 | ― |
2月 | SCHD |
3月 | VYM |
4月 | ― |
5月 | SCHD |
6月 | VYM |
7月 | ― |
8月 | SCHD |
9月 | VYM |
10月 | ― |
11月 | SCHD |
12月 | VYM |
1・4・7・10月は空白になりますが、それ以外は安定的に2ヶ月に1度ペースで配当を受け取れる設計です。
僕自身はFIRE後にこのリズムをベースにして、月ごとの現金管理(家計調整)で補完する方向で考えています。



ちなみに、僕がSCHDを選んだ理由や、VYMとの違いについてはそれぞれ以下の記事で詳しく書いています👇
補完候補ETFも知っておくと安心
じゃあ「配当がない月」をどうするか?というと、補完候補を少し組み合わせるのも手。
特に毎月分配タイプの債券ETF(AGGやLQD)などを1~2割だけ組み込むと、
1・4・7・10月の空白が埋まり、収入リズムが整いやすくなります。
あとは、SPYDを使う方法もありますが、僕はあまり好みではないので候補止まりです。
(利回りは良いけど、暴落耐性が弱めな印象)
※AGGについては、下記の記事で「補完役として使う考え方」をまとめています:
- [【配当ETFの組み合わせ術】毎月分配の債券ETFでキャッシュフローを補完する方法(準備中)]
配当月・手数料・ETFの比較表(最新版)
商品名 | 分配月 | 信託報酬/経費率 | 補足説明 |
---|---|---|---|
楽天SCHD | 2, 5, 8, 11月 | 0.1238%(実質・税込) | SCHDに連動する投信。楽天証券で買える。 |
SBI SCHD | 2, 5, 8, 11月 | 0.1227%(実質・税込) | SCHDに連動する投信。SBI証券限定で信託報酬は最安水準。 |
SPYD(ETF) | 3, 6, 9, 12月 | 0.07% | 米国高配当ETF。利回り高め。構成銘柄の入れ替え頻度高め。 |
VYM(ETF) | 3, 6, 9, 12月 | 0.06% | 高配当ETFの定番。分散力があり安定性が高い。 |
HDV(ETF) | 3, 6, 9, 12月 | 0.08% | 財務健全な高配当株中心。分配安定タイプ。 |
DGRO(ETF) | 3, 6, 9, 12月 | 0.08% | 増配重視型ETF。成長と配当のバランスを重視した設計。 |
VIG(ETF) | 3, 6, 9, 12月 | 0.06% | 連続増配企業に厳選。利回りは控えめだが成長性あり。 |
AGG(ETF) | 毎月 | 0.03% | 総合債券ETF。株とのバランスや安定的な配当受け取りに◎。 |
TLT(ETF) | 毎月 | 0.15% | 米国超長期国債ETF。利回りは高めだが価格変動も大きい。 |
LQD(ETF) | 毎月 | 0.14% | 米国投資適格社債ETF。利回り安定で株の代替にも。 |
じゃあどう使う?僕の考え方
今のところ僕は「VYM+SCHDで十分」というスタンス。
手数料も低いし、分配月もバランスが良い。なにより、どちらも増配実績があり信頼感があります。
ただ、将来的に1・4・7・10月のキャッシュフローに余裕がなくなってきたら、
AGGやLQDを少し混ぜて補完するのもアリだと思ってます。



まとめ:配当の“リズム”も設計しよう
- ETFの配当月は偏りがある。意識して組み合わせを考えると◎
- 僕はVYM+SCHDの組み合わせを主軸に検討中(年8回分配)
- 補完するなら毎月分配のAGGやLQDが現実的
- キャッシュフローの「波」をなくすだけで、精神的な安定度は大きく変わる!



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