
新NISA開始前に考えたこと
S&P500、FANG+、日経平均、高配当ETF…。
SNSやYouTubeには「これが最強!」という情報が溢れています。
僕も最初は色々見比べて、「どれが自分に合うのか」を真剣に考えました。
そこで意識したのは、資産形成期に長期で持てる商品かどうか。
FIREまでの約20年間、できるだけ売らずに積み立て続けたい。
そのためには、短期的な流行や成績よりも「長く付き合えるか」が大事だと思ったんです。
長期で持てるかどうかの判断
短期的に強い銘柄や指数でも、10年、20年後にどうなっているかは誰にも分かりません。
例えば…
- FANG+のように「今輝く企業の詰め合わせ」でも、過去を振り返れば長く残る企業はごく一部。
- 日本もバブル期は世界に輝く企業だらけでしたが、バブル崩壊で一気に落ち込みました。
- 今はアメリカが輝いていますが、20年後も同じとは限りません。
だからこそ、世界全体に分散できるオルカンが長期保有に向くと判断しました。
僕の投資基準4つ
新NISAで投資を始める時に、自分の中で決めた基準は以下の4つです。
- 長期で持てる商品か
将来の環境変化にも耐えられるかを最優先で考える。 - 世界全体に分散できるか
一国や一地域に依存せず、世界全体の成長を取り込めるか。 - コストが低いか
長期になるほど信託報酬の差が効いてくる。 - 管理がシンプルか
リバランスや銘柄入れ替えが不要で、ほったらかしできるか。
オルカンはこの全てを満たしていました。
基準の作り方:5ステップ
投資の基準は、順番に考えていけば自然と形になります。
僕が新NISAを始める前に実際にやった方法を紹介します。
1. ゴールをはっきりさせる
まずは「何のために投資するのか」を決めます。
僕の場合は「50歳でFIREして、その後も資産を減らさず生活する」がゴールでした。
2. ゴールから条件を考える
達成するために必要だと思う条件を書き出します。
- 長期で持てる商品か
- 世界全体に分散できるか
- コストが低いか
- 管理がシンプルか
3. 条件の優先順位をつける
特に大事だと思ったのは、「長期で持てる」、「世界分散」、「低コスト」の3つ。
この3つを満たさない商品は候補から外しました。
4. 候補商品を比べてみる
僕はS&P500、FANG+、日経平均、高配当ETF、オルカンをざっと比較しました。
過去実績ではS&P500が上ですが、米国一本は20年先も同じ力を持っているとは限らない。
その点、全世界に分散できるオルカンは「長期で持てる」という条件に一番合っていました。
5. 一度決めたらしばらく続ける
基準に合う商品が見つかったら、数年はそのまま続けます。
僕は資産形成期はオルカン100%で行き、FIRE後に高配当ETFを組み合わせる予定です。
それは目的が「増やす」から「安定して取り崩す」に変わるからです。
まとめ
投資で迷わないためには、自分なりの「軸」を持つことが大切です。
僕にとっては 「長期で持てる」「世界分散」「低コスト」「シンプル」 がその軸でした。
この基準があったからこそ、新NISA開始時にオルカンを迷わず選び、今も続けられています。
軸があれば、どんな情報を見てもブレません。
結局、長期投資で一番大事なのは「続けられること」。
納得して持てる商品を選ぶことが、続けるための近道だと思います。
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