
FIRE後の収入は“配当月20万円”を想定している僕にとって、「安定的に受け取れるETFかどうか」は超重要ポイントです。
今回は、高配当ETFの定番【VYM】と、それをベースにした投資信託【楽天・高配当株式・米国VYMファンド(四半期決算型)】の2つを比較します。
どちらも“VYM”ですが、中身も使い勝手も全然ちがうので、「FIRE後に向いてるのはどっち?」という視点で解説します!
目次
FIRE後を見据えて「楽天VYMファンド」を検討してみた
僕はこれまで本家VYM(米国ETF)をFIRE後の主力として設計していましたが、
最近になって【楽天・高配当株式・米国VYMファンド(四半期決算型)】の存在を知り、真剣に比較しました。
調べてみると、同じVYMをベースにしていても、
・受け取り方
・通貨
・税金の扱い
などが大きく違っていて、FIRE後に「どちらが向いているか」は意外と奥深いテーマでした。
VYMと楽天VYM(四半期型)の基本情報を整理!
項目 | 本家VYM(ETF) | 楽天VYMファンド(四半期決算型) |
---|---|---|
投資形態 | 米国ETF | 日本の投資信託 |
通貨 | 米ドル | 円建て |
為替リスク | あり(ドル建て) | 間接的に受ける(円建て) |
分配頻度 | 年4回(3,6,9,12月) | 年4回(2,5,8,11月) |
税金 | 外国10%+日本20.315%(外国税額控除可) | 日本の税制(20.315%)のみ |
信託報酬 | 年0.06%程度 | 年0.192%(税込) |
売買タイミング | リアルタイム(ETF) | 1日1回の基準価額で売買 |
分配金の受取 | 米ドルで直接受取 | 円で自動受取(円転済み) |
楽天VYMファンドの“いいところ”と“気になるところ”
【メリット】
- 為替の計算や外貨管理が不要(円で完結)
- 分配金は自動的に円で入ってくる
- ETFよりも買いやすく、積立も簡単
- NISA成長投資枠にも対応
【気になる点】
- 信託報酬はETFより高い(約3倍)
- 為替の影響はファンド内で受ける(意識しづらい)
- 分配金額は「運用会社の判断」によって変わる可能性あり



正直、手間がかからないのは魅力的。でも、“配当月20万円”という僕の設計からすると、受取の確実性やタイミングは本家VYMの方が安心できそうです。
FIRE後に向いてるのはどっち?
僕の結論としては、
「定期的な配当で家計を支えるなら、本家VYMの方が安心」
という判断になりました。
特にFIRE後は、
- 月単位でのキャッシュフローを想定している
- 分配月のバランスを取りたい(VYMは3,6,9,12月)
という理由から、「確実に受け取れることが何より大事」なんですよね。
とはいえ、楽天VYMファンドも「日本円で気軽に高配当株式に投資したい人」には良い選択肢だと思います!
僕のFIRE設計における配当の役割
僕はFIRE後の生活費を月30万円と想定していて、そのうち:
- 配当収入:月20万円
- 副収入:月10万円
という内訳で計画しています。
この配当収入の軸として考えているのが、以下の2つの組み合わせです:
- VYM(米国ETF) → 分配月:3月・6月・9月・12月
- 楽天SCHD(投資信託) → 分配月:2月・5月・8月・11月



VYMはETFなので、分配月がしっかり固定されていて、計画的に「受け取りの柱」にしやすいんですよね。
一方で、楽天SCHDは日本の投資信託ですが、VYMと違う月に分配があるため、
この2本を組み合わせることで「毎月なにかしらの配当金が入る」ように設計しています。



FIRE後は“いつ入るか”も大事。毎月の家計管理がしやすくなるよう、分配月の分散も意識しています!
関連して、本家VYMについて詳しく知りたい方はこちらも参考にどうぞ
まとめ:こんな人にはこっちがおすすめ!
こんな人なら… | おすすめは |
---|---|
毎月の配当で生活費を賄いたい | 本家VYM(ETF) |
為替管理や確定申告が面倒 | 楽天VYMファンド(四半期型) |
配当金は使わず再投資派 | 他のファンドでも可 |
日本円で気軽に始めたい | 楽天VYMファンド |



FIRE後の設計に「配当収入をどう受け取るか?」はとても重要です。手間を取るか、確実性を取るか、自分のスタイルに合わせて選びましょう!
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